社内のセキュリティ対策

自社チェックから、セキュリティ対策の担当と期限を決める

アカウント、共有権限、バックアップの確認を、担当者・期限・確認の根拠がある改善タスクへ。中小企業で対策を続けるための記録例と見直し手順を紹介します。

更新:発行:NEW METHOD LLC

セキュリティ対策を見直したくても、確認することが多いと手が止まります。最初に対象を絞り、「確認できたこと」と「まだわからないこと」を分け、次に誰が何をするかを決めましょう。このガイドの表と記録は説明用の架空例です。自社の運用や担当者の役割に合わせて調整してください。

対象のサービスと、確認する人を決める

まず、業務で使っているサービスと、その管理担当を書き出します。すべてを一度に調べるのが難しい場合は、会社のメール、共有フォルダー、重要データの保存先などから一つ選びます。管理者しか確認できない項目は、誰へ確認を依頼するかも残します。

Security Radar AIの自社チェックでは、MFA、退職者のアカウント、権限・共有、端末の更新・保護、バックアップ、復元確認、事故の報告先を8項目で確認できます。社内の対策管理は、ドメインを登録せずに始められます。

未確認を、確認済みと混ぜない

設定しているはず、という記憶だけでは実施済みと判断しません。設定画面や台帳など、何を見て確かめたかと確認日を記録します。担当者に聞けていない場合や必要な画面を開けない場合は、未確認として次の確認作業へつなげます。

次の表は、確認結果を整理するための例です。サービスの実際の診断結果や導入企業の記録を示すものではありません。

社内の対策を整理する記録例
確認対象わかっていること次の対応
会社メールのMFA管理者の設定は確認済み。一般利用者の適用状況は未確認アカウント一覧と適用状況を管理担当が照合する
退職者のアカウント退職者一覧はあるが、利用サービスとの照合が未実施対象サービスのアカウントを棚卸しする
重要データのバックアップ取得記録はあるが、復元テストの結果が不明復元を確認する対象と実施担当を決める

一つのタスクに、担当・期限・完了条件を揃える

「権限を見直す」だけでは、どこまで確認すれば完了かがわかりません。「対象サービスの管理者一覧を確認し、各権限の必要性を確認する」のように作業を具体化し、実施担当と期限、完了を判断する根拠を決めます。

Security Radar AIでは、自社チェックの未実施・未確認の項目から改善タスクを作成でき、独自のタスクも追加できます。担当者・期限・優先度・対応状況を管理し、対応後に確認した内容を残します。権限変更やアカウント停止の実作業は、対象のサービスで担当者が行います。

対象サービス・確認項目:
現在の状態と確認日:
次に行う作業:
担当者・確認を依頼する相手:
期限:
完了を判断する根拠:
対応後の確認結果:

対応後の確認と、次の見直しを残す

作業した人の報告と、設定や記録を確かめた結果を分けて残します。バックアップなら、取得記録と復元テストの実施日・結果を別に確認します。新しい担当者も同じ根拠をたどれることが、引き継ぎの目安です。

一度完了した項目も、入退社やサービス追加、共有先の変更などで状態が変わります。次に確認する担当と時期を決め、期限を過ぎた作業や未確認の項目を定期的に見直します。

  • 対象サービスと管理担当がわかるか
  • 実施済みの判断に、確認日と根拠があるか
  • 未確認の項目に、次の担当と期限を決めたか
  • 実作業の完了と、対応後の確認を記録したか

参照資料

Security Radar AI — 自社チェック・台帳・改善タスク
2026年10月22日に公開機能を確認しました。本文の記録例は、対策の進め方を説明するための架空の例です。

Security Radar AIの活用を考える

サービスの内容や利用前の確認事項は、使い方・活用ガイドで詳しく紹介しています。

Security Radar AIの使い方・活用ガイド

あわせて読みたいガイド